桜木絵里は高校の教師だ。
美貌、そして有名大学出身などの奢りなど微塵も見せないその態度のせいか、生徒間の人気は絶大で、生徒達にとっては、ものすごく頼れる存在と言えた。
ある日のこと、絵里が仕事を終えて帰ろうとして自分の車の前でキーを取り出したとき、
「せんせー、帰るのーっ?」
後ろから一人の女生徒が声をかけてきた。半袖の体操着にブルマー、絵里のクラスの生徒だ。
「あ、沙羅ちゃん、沙羅ちゃんも部活終わり?」
沙羅と呼ばれたその生徒は汗を拭きながらうなずく。
「先生、それじゃ送って行ってよ〜、お願い。」
「いいわよ。みんなには内緒ね。」
「やったー、それじゃ、着替えてくるから待っててね。」
沙羅の家は絵里の家と方角が同じで、沙羅の家が駅から遠いこともあり、絵里はよく沙羅を車で送っていくことがあった。校則では禁止されているのだが、絵里も沙羅もあまり守る気はないようだ。
制服に着替えた沙羅が戻ってきた。
「お待たせ〜。さ、誰も見てないうちに、早く早く先生も乗って。」
「はいはい。それじゃ出発するわよ。」
ブロロロロ・・・
絵里たちの乗った車は校門を出て、沙羅の家を目指して行った。
「あ、いけない、忘れてた。寄るところがあったのよ。」
しばらく走ってから絵里が思い出したように言う。
「そうなの?それじゃ私は車で待ってるね。」
「うーん、でも時間かかるのよねぇ。旦那の研究所を見学していく事になってて。」
「それでもいいよ。どうせ家に居ても夜中まで誰も帰ってこないから。」
絵里の夫はそこそこ有名な研究者だ。20代の若さにして天才と言われる生物化学者であって、学会でもいつか何かやり遂げてノーベル賞を取るだろうと言われていた。
「そう?それじゃ一緒に見学していかない?勉強にもなるから。」
「あ、行く行く。へえー、先生の旦那さんか。どんな人か楽しみだなぁ。」
程なく車はある研究施設の駐車場に入っていった。
「えと、桜木研究室は・・・」
「桜木博士の奥さんですね。博士から聞いてますよ。どうぞこちらへ。」
受付嬢の案内で絵里たちは絵里の夫の研究室に通される。そこには一心不乱にコンピュータの画面を眺めながらキーボードを打ち続ける絵里の夫がいた。
「ダーリン、お仕事中ごめんねー。」
「おー、絵里、お仕事ご苦労さん。」
絵里は夫の肩に手をかけて型を揉みながら声をかけた。絵里の夫はキーボードを打つ手を止めて後ろを振り返る。
「ん?そのお嬢さんは?」
「紹介するわね。私のクラスの生徒の沙羅ちゃん。こっちは私のダーリンで天才科学者の桜木克也よ。」
「初めまして。西崎沙羅といいます。」
「沙羅ちゃんだね、よろしく。私の研究を見学してくれるということで。時間が大丈夫ならゆっくり見ていってくれたまえ。」
沙羅の挨拶に克也は爽やかな表情で答えた。
「なかなかかわいい子じゃないか。こんな子まで実験に使うつもりか?ひどい教師だなぁ。」
克也は沙羅に聞こえないように絵里の耳元で囁く。先ほどの爽やかな表情はもうなく、残虐な嗜虐者の顔をしている。
「そんな・・・ご主人様がかわいい子を連れてこいって言うから・・・」
「ふふ、冗談だよ。」
とてつもなく不穏な会話を交わした後、克也は声のトーンを元に戻してしゃべり始めた。
「それじゃ、一緒に行こうか。今回は生物化学研究室での研究成果になるから、地下に行くよ。」
そう言うと克也はさっさと部屋を出ていく。あわてて絵里たちも後に続いた。
エレベータに乗り、地下2階へ、しばらく歩いた後に辿り着いたのは大きなホールの様なところだった。
ホールの真ん中には10m四方程度の大きさと、半透明の壁を持つ物置のような四角い部屋がまるごと置かれていた。絵里たちが入ってきた側には入り口らしきドアがついている。
「・・・・・・?あの、何ですか、これ?」
「説明しよう。これが私の知識と努力の結晶、今回の大発明!合成触手生物テンタクルZだ!」
沙羅の疑問に鼻高々といった様子で克也は答える。
「それじゃ早速、絵里、試してみてくれるかな?服を脱ぐんだ!」
絵里の様子が変わり始めた。鼻息が荒くなり、顔が上気してくる。
「はい、ご主人様・・・」
絵里は傍らで見ている沙羅のことなど目に入らない様子で服を脱ぎ始めた。
スーツを脱ぎシャツを脱ぎブラを外す。中から現れたのは形の良い大きめの乳房だ。そしてその先端の乳首には銀色に無骨に輝くリング状のピアスが付けられてあった。
「せんせい・・・何、それ・・・?」
沙羅の声が震えている。彼女の視線は絵里の股間に釘付けになっていた。そこには赤黒く充血し勃起した、20cmはあろうかという巨大な男性器がそそり立っていたのだ。
その巨大なペニスの隣には、まるで2本目のペニスのように長く棒状に肥大化したクリトリスがぶら下がっていて、その先には乳首のものと同じピアスが取り付けられていた。
「説明しよう。これが私の知識と努力の結晶、男女の性を超越したふたなり奴隷、桜木絵里だ!」
「え・・・ちょ、ちょっとまって、何がなんだかわかんないよ・・・ふたなりって、でも先生は女の人で・・・ええと・・・」
「それじゃ絵里、中に入るんだ。」
克也の説明に慌てる沙羅をよそに、絵里はホールの真ん中に置かれた部屋の中に入っていく。
「それじゃ沙羅ちゃん、ゆっくり見学していてくれたまえ。」
絵里は部屋の中に入り、中から入り口のドアを閉めた。
部屋の壁や床や天井はアクリルのような強化プラスチックでできていて、10cm置きぐらいに直径2cm程度の穴が空いていた。
壁は二重構造で、外壁と内壁の間には、ゼリー状の半透明の物質が詰まっている。それは天井や壁にしても同じ様子であったが、穴から物質が漏れて流れてはこなかった。
絵里が部屋に入ると、壁の間に入っていた物質がまるで意志を持ちだしたかのように震え始めた。
次の瞬間、四方の壁と床、天井の穴のいくつかから、穴の大きさと同じ太さの半透明の触手が伸びてきた。
触手たちはたちまちのうちに絵里の体をからめとる。柔らかいゼリー状の触手は、その体液を塗りたくるようにしてどんどんゲル質を分泌し、絵里の体を覆っていく。
「あああぁぁぁーーー、ぬるぬるぅー、気持ちいいー」
全身くまなくマッサージされ、絵里は喜びの声を上げる。触手の出すゲル質の中には克也が作り出した媚薬の成分が大量に含まれていたのだ。
「ひぃん!そこぉ、オチンチンにもっと塗りたくってぇー、ああー、体中の穴が開いちゃう〜」
しばらくすると今度は別の穴々からやや不透明の細い触手が大量に吐き出されてきた。
それらの触手はロープのように絵里の体を大の字に縛り上げる。絵里は両手両足を大きく開いた状態に固定されてしまった。
ぐいっ
「ひぎぃぃぃーーーー」
細い触手が乳首とクリトリスのピアスに絡みつき、引っ張ったのだ。たまらず絵里は悲鳴を上げる。
バシーン
「いぎゃぁぁぁーーー」
今度は触手が2、3本束になって、鞭のように絵里の背中を打ち据えた。
バシッ、ビシッ、バチーン・・・
「あっ、ひっ、ぎゃっ・・・」
次々と触手の鞭は絵里の体を打ちまくる。胸に、腕に、腹に、ペニスやクリトリスにどんどん鞭痕が刻まれていった。
そして残った部屋の穴からは今度は太い触手が送り出されてくる。その触手の先端部には獲物に快感を与え、牝に貶めるための柔突起や繊毛がわさわさと生えていた。
太い触手たちは絵里の股間に向かって伸びてくると、そのまま膣と肛門に挿入を果たす。すでにびしょびしょに濡れていた絵里の秘所は、全く抵抗無く触手の侵入を受け入れた。
ずぶっ・・・ぐちょ、ぐちょっ・・・
「あひやぁぁーーー、いいーっ、おしりぃーお尻もオマンコもいいのぉー、オチンチンビンビンなのぉー、オチンチンもいじめてぇ。絵里、鞭打たれて、2本刺しされて、オチンチンガチガチにしてる変態牝奴隷なのぉーー」
ぐちょ、ずるずる・・・じゅるじゅるじゅる・・・
太い触手の先端が口のように開いて絵里のクリトリスとペニスをくわえ込んだ。
「あああぁぁーーいいぃーーーーー」
ごりっ・・・
「ひぎがぎああぁぁぁーーーーーー」
ペニスをくわえ込んでいた触手が、エナメル質の歯を立てたのだ。たまらず絵里は絶叫する。
ぶぴゅっ、どくどくどくどく・・・ぴゅーぷしゃぁぁーーー
激痛の中に生まれ出た快感に打ち震えながら、ペニスから精液を噴き出し、乳首からは母乳を大量に噴出させ、絵里は絶頂を迎えた。
「ああいいぃぃーーー、いってるぅー、オチンチンびくびく震えていってるのぉーーー、ああー、おっぱい、おっぱいが噴くううぅぅーーー、ひひゃぁぁぁーー、いく、いく、とまらないぃぃーーー、またいっちゃうーーー」
秘所から潮を噴きながら、連続して絶頂を感じ続ける絵里、その表情は被虐の喜びに惚けた牝そのものであった。
バシッ・・・ぶぴゅっ・・・ずぶ、ぐちょぐちょ・・・どくどくどく・・・
触手たちは容赦することはなかった。
細い触手は鞭となり絵里のクリトリスや乳房、ペニスといった敏感な部分を打ち据える。そのたびに絵里の乳首からは母乳が噴き出し、ペニスからは精液が流れ出した。
太い触手はその繊毛や柔突起を膣や肛門の内壁、ペニスの先に擦りつけて快楽を与え続け、絵里に休む暇を与えなかった。
「はぎゃあーー、もっとえぐって、もっとぶってぇーー、ごりごりして、ごりごりしてぇー、ああぁん、触手様、いやらしい牝豚絵里の醜いおっぱい搾ってぇー、グロテスクなオチンチン踏みつぶしてぇーー、私、触手に鞭打たれていっちゃってる、ああぁーーまたいくぅー」
ぶしゃぁぁーー、ぴゅるぴゅるぴゅるーー
「どうだい、沙羅ちゃん?なかなか見応えあるだろう?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、え?」
呆けたように何の反応もできないままこの痴態を見つめていた沙羅は、克也の声で我に返った。
「こ、こんなのってひどすぎます!はやく止めないと。やめさせてください!先生かわいそうだよ!」
「違うんだ沙羅ちゃん。ピンと来ないかもしれないけど、絵里はマゾの牝豚奴隷だから、あれで喜んでるんだよ。全然かわいそうなんかじゃないんだ。」
必死に抗議する沙羅に対して全く落ち着き払って克也が答える。沙羅の反論を制して更に克也は続けた。
「絵里の体は私が改造したんだよ。マゾの絵里にふさわしい体にね。本人も喜んでくれたよ。それで、今やってることは、絵里を気持ちよくさせてやることも兼ねてるんだけど、この触手生物の性能テストなんだ。触手で女性を昇天させるために発明されたこの生物のね。」
克也が示した箱状の部屋、その透明な内壁と外壁の間に入っているのは、まぎれもなく生物だったのだ。自然にはとても産まれそうもない形状の生物だが、克也たちの研究室の科学力はこんなものを生み出すまでに強力なものだった。
「だけどね、このままだと一つ問題があるんだ。絵里はふたなりだから、純粋な女性とは言えない。純粋な女性で性能テストをする必要があるんだよ。わかるかね?」
そう言うと克也は沙羅に向かってにっこりと微笑んでみせた。その笑顔には爽やかな笑みはなく、残虐な嗜虐者の不敵な笑いだった。
「そ、それって・・・」
(やばい!この夫婦いっちゃってる・・・逃げないと・・・)
克也に背を向けて逃げ出そうとした沙羅、しかしすばやく腕を掴まれてしまう。その直後、顔にスプレーのようなものを吹き付けられた。たちまちのうちに意識が遠くなっていく。
「説明しよう。これが私の知識と努力の結晶、即効性の催眠・・・・・・・・・」
克也のセリフを最後まで聞けないうちに、沙羅の意識は闇に落ちていった。