痴女の宅急便〜第2話〜


「そこまでよ!この変態触手!先輩を放しなさい!!」
エリスの悲鳴が耳に入ってから十分ちょっと後、サラがようやく帰り着いたときには、すでにエリスは化け物に捕らえられぐったりとしていた。
サラの大声に驚いたのか、あるいは彼女を新しい獲物と思ったのか、
触手生物はエリスを弄んでいた手を休めた。


「先輩、大丈夫ですか?」
「うぅ・・・見ての通り全然大丈夫じゃないわよ・・・」
触手生物の口の中にとらわれたまま、エリスが答える。


「武器も持たずに外に出たんですか〜?しっかりしてくださいよ〜」
そう言うサラの右肩にはバズーガ?の様なものが担がれている。大きなリュックの中身はこれだったようだ。
(なんで・・・?この星ってそんなに危ないところだったの・・・?)


かちゃっ、という音をさせてサラはバズーガを触手生物の方に構えた。


「ちょっ、ちょっと、あたしごと吹っ飛ばす気?」
「大丈夫ですよ〜、指向性の強いビームですから。狙いがずれなければ大丈夫。先輩、危ないから動かないでくださいね〜」
動こうにも動けないエリスは、サラの言い分に激しい不安を覚えながらも、衝撃に備えて身構え、目を閉じた。


「いけぇ、魔○光殺砲〜!」
(あ、懐かしいネタ・・・)


ギューン・・・ドドドドドドッ・・・・・・・・・・・・・・・
轟音、そしてしばしの沈黙の後、目を開けたエリスが見た物は、何本ものなぎ倒された木々だった。しかし、そのどれもがサラの
背後で倒されている。


「・・・・・・?」
「・・・・・・・・・えっと・・・」
「前後逆に構えてたみたいです、あははー」
激しく不安になるセリフを吐きながらサラはバズーガを構え直す。
「では改めて、
くらえー、魔貫○殺砲〜!
かちっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「あ、あれ?出ない・・・?」
バズーガからは何も出ない。それを見て、目の前の相手に打つ手がなくなったのを確認したかのように、触手生物はサラにその
触手を伸ばしてきた。


「サラ!早く逃げて!捕まっちゃだめ!」
「あ、え、えと、せ・・・説明書・・・・・・あった!えーと『私どもスペースペリカンは、お客様のお荷物を安全、確実にお届けすることを・・・』ってこれ社員規則・・・あー、これでもない、ええと、えええと・・・」
よほど慌てているのか、サラの頭の中には逃げようというところまで考えが回らないようだ。慌ててリュックの中を探し始めるサラに触手達は余裕の様子でゆっくり近づいてくる。
「これは・・・あった!『指向性ビーム砲の使用上の注意、1回撃ったらコンデンサが再充電されるまで約20分かかります。ここ一番で外したら諦めてね♪』・・・がーん」


ショックを受けてサラは固まってしまう。そのときには既に触手達がサラの体のあちこちに絡みついて、もはや逃げられない状況に陥っていた。
「あ〜、嫌ぁ、は、放して!・・・って言っても放してくれるわけないから、えと、ど、どうしよう・・・先輩ー!・・・はとっくに捕まってるし・・・」


慌ててふりほどこうとするサラだが、からみついた触手は一向に離れようとしない。そうこうしているうちに、触手達はサラの服の中にまで侵入してきた。
「きゃあぁぁ!やめて〜、言っても分かってくれないのは分かってるけど・・・・・・どうしたら、どうしたらいいの・・・」
慌てるサラとは対照的に触手生物の方は余裕を取り戻し、中断していたエリスへの責めを再開する。一方でサラの服を手早く脱がし、体液を彼女の体に塗りたくった。
「あ、いやぁ、もう・・・あひぃ!きもちいい・・・助けて・・・逃げらんないよ・・・」


ずりゅっ、ずりゅっ、にゅるにゅるにゅる・・・
「はひぃ〜、体が、体がぁあついぃぃー・・・」
触手達がサラの体に容赦なく自らの体液を休みなく塗り込んでくる。あまりに長く続くおぞましい感覚にサラは悲鳴を上げた。
「あ・・・ああぁ・・・」
「あはぁぁ・・・体が・・・ジンジンするぅ・・・どおして・・・」
断続的に強制的に与えられる快感に対し、サラはどうして良いかもてあましているようであった。一方のエリスはすっかり快感にうち負かされたように恍惚の笑みを浮かべている。


ぐちゃっ、ぐちゃっ・・・
既に緩みきっていたサラの秘所の筋肉を押しのけて触手が侵入してくる。さらにはもはや抵抗する術も気力もなかった。


つぷっ!
「痛っあああああああぁぁぁぁぁ!」
ぷしゃぁぁぁーー
サラの秘所を貫いていた触手の側面から枝分かれした細い触手が、サラの
尿道を貫いた。たまらず大声を上げて小便を漏らしてしまう。それを浴び、吸収して触手生物は喜んでいるかのように身を震わせた。
(飲んでる・・・?)
そんな考えが一瞬サラの頭をよぎったが、何本もの触手にその大きな胸や秘所を弄ばれ快感責めにされているサラにとって、それはどうでもいいことだった。


「ああぁ、死んじゃう・・・あひぃ!ひいぃぃぃ・・・うぶっ」

「うぅ、んんんんー、う・・・」

触手を口に突っ込まれ、サラは言葉をも封じられてしまう。

 


その隣では触手生物の体内にくわえ込まれたエリスが変わらないペースで責め続けられていた。
「あひゃぁー、何、何いぃー!食べてる、食べてるのぉー?」
エリスの肛門に差し込まれた触手が、彼女の腸に残る
大便を食べ始めたのだ。触手はその先端から繊毛と同じぐらいの細い、たくさんの舌を出して、エリスの直腸の内壁を丁寧になめ回す。痺れるような感覚が体の中からエリスに伝わってきた。
「あやぁ・・・いいぃ、もう、きもちいひぃ・・・イク、イクぅ、お尻でいっちゃうよぉ・・・」


触手は責めの手を緩めない。エリスの両の乳房に巻き付いてぎゅっと締め上げると、乳首をくわえ込むように先割れした先端が覆い被さってきた。その状態のまま触手は乳首を吸い上げたりなめ回したりして、徹底的に乳首をいたぶってくる。
「もふぅ・・・らめへぇ・・・ひぁぁああああああぁぁぁっぁぁーーー」
両乳首と下半身から与えられる電撃のような快感に、エリスはまたしても絶頂を迎えた。同時にエリスの膣の奥深くまで差し込まれた触手が射精し、彼女の子宮に子種をぶちまけた。
子宮の中が気持ちの悪い液体でいっぱいになる、その感覚を最後にエリスの意識は闇に落ちていった。

 


サラもまた、触手の責めを受けていた。触手達がサラに与えたのはクリトリスに対する執拗な責めだった。
「ああー、いやぁぁ、吸わないでぇ、ひいいぃぃぃ」
サラの秘所の少し上の部分に、先ほどエリスの乳首を責めていた物と同じ形状の触手が覆い被さっている。その中では真空ポンプのような吸い上げと、細い触手によるなめ回しが行われていた。そしてその細い触手達はサラのクリトリスの包皮を剥き上げにかかった。

びくんっ
サラの体が大きく跳ねた。
「くひぃぃー、剥かれ・・・あ、いや、吸われ・・・ひぃぃ、舐め、あへぇ・・・」
触手達は剥き上げたサラのクリトリスを吸っては舐め、吸っては舐め、繰り返し執拗に責め立てる。快感と苦痛の紙一重の中でサラは涎を垂れ流し、体をびくびくと痙攣させて悶えていた。
「ああああぁぁ・・・へぁあ・・・いひぃぃぃぃーーー」
ほどなくしてサラも絶頂を迎えた。しかしそんなことを意にも介さない様子で、触手のクリトリスへの責めはとどまることはない。


「あ、またぁ、さっきいったばっかりなのに・・・あ、らめぇ、はひぃぃぃーーー」
再度、強制的に絶頂に昇り詰めさせられ、サラは息も絶え絶えの状態に陥ってしまった。

そして、何度目かの絶頂を迎えたときに、サラの意識は闇へ落ちていった。




つづく!